皆さんごきげんよう。
暮らしをしていく上で銀行等の預金口座を利用していない方は皆無だと思います。
地元の金融機関で未成年時に親が作成してくれた口座、または就職などに伴って給与振り込み用に作成した口座を使い続けている方は一度見直しをお勧めします。
ネット銀行を利用するメリット
口座開設がネットで完結する。
自宅にいながらネットを介してスマホやPC等から口座の開設が行えます。
筆者は数年前にゆうちょにて実店舗での口座開設を行った事がありますが、店舗入店から退店まで約1時間の時間がかかりました。
また、昨今は犯罪に口座を使われることを警戒してなのか「どのような利用目的で口座を開設希望ですか?」や、預金目的だと話をすると「定期的な入金(給与振り込み等)御座いますでしょうか?」等、局員さんも仕事なのでしょうが5分程度の口頭での受け答えもありました。
それから何といっても実店舗でのやり取りなので、当然対象店舗が開いている時間でしか手続きできません。
利用できる場所が多い。
振込はネットで完結できますのでPC・スマホで行えます。あなたがいるその場所が手続き窓口です。
現金の引き出しも実店舗を持たないネット銀行はコンビニにATMで対応している場合が多く、日本全国どこでも24時間の対応が可能です。
現在はATMで他行の取引も対応している金融機関が多いですが、特に旅行など行った場合土地勘がないため、そのATMがどこにあるかわからない・・・という状況でもコンビニくらいなら見つけられるでしょう。
手数料が安い。
ネット銀行は実店舗を持たない故に、店舗の設備費・人件費のコストが安く済ませられます。
このため一般的に手数料が安いことが多く、家賃・子供の習い事の月謝・仕送り等の振込手数料、またATMでの現金引き出し時のATM利用手数料において有利です。
この手数料が結構節約になります。
筆者も家賃だけ振り込みを利用していますが、給与の振り込み口座の金融機関で振り込みを行うと手数料で550円、年間で6,600円の手数料が発生します。
これがネット銀行ですと、毎月〇回まで振込手数料が無料になるサービスがあったりしますのでコスト0で行えます。
金利相場が高い。
これもコストが安くできるネット銀行のため、預金金利が高めに設定されていることが多いです。
クレジットカードの支払い口座としての登録が楽。
クレジットカードの利用金額の引き落とし口座に登録する場合、地元の地銀や信用金庫等では書類の郵送を求められることがありますが、ネット銀行であればネット申し込みの中で手続きが完結します。
ネット銀行を利用するデメリット
IDやパスワードの管理が必要。
ネット上で完結するため、IDやパスワードの管理が必要になってきます。
キャッシュカードは発行される場合がほとんどですが、通帳に関してはネットで確認するため発行されない場合もあります。
通信障害やサーバーのメンテナンスで利用できない時がある。
ネット環境に依存するサービスなのでこれらの場合は利用できない事があります。
セキュリティーの問題
これもネット環境に依存するサービスのためのデメリットです。
実店舗型の金融機関ですとキャッシュカードや通帳・印鑑など物理的な何かが必要になりますが、ネット銀行(ネットバンク)ですとIDやパスワードといった「情報」のみで取引できてしまいます。
ご自身の資産に関する事ですのでセキュリティー面では特に気を使う必要があります。
ネット銀行がおすすめな人
- デメリットに対して許容できる方
- 毎月決まった振り込みがあり、手数料を削減したい方
- ATMでの現金引き出しを日時・場所を気にせず行いたい方
- 振り込み作業等でいちいち実店舗やATMまで行きたくない方
余談ですが、家計簿アプリ等を利用している方はネット銀行(実店舗型でもネットバンキングに対応している)であれば口座の紐づけで一括管理できますので手間も削減できます。 ご興味があれば当サイトの別記事に家計簿アプリについての記事がありますのでどうぞ。
おすすめのネット銀行1 楽天銀行
おすすめのネット銀行1つ目は楽天銀行です。筆者も口座を持っています。
下記情報は全て2323年6月時点での情報となります。
楽天カードとの相性が良い。
楽天カードの引き落とし口座として利用すると楽天SPUにて+0.5倍の恩恵が受けられる。(楽天市場でポイント付与率が0.5倍上がる)
また、楽天証券を利用するならばクレジットカード積み立てや楽天キャッシュ積み立てでポイントが貰え活用できる。
ATTM利用・他行振り込みの手数料が毎月無料で使える回数がある。
楽天銀行の行っているハッピープログラムにエントリーすることで、顧客の利用状況に応じてランク付けされ、毎月最大でATM利用手数料が7回・他行振り込み手数料が3回まで無料で行えます。
楽天カードの引き落としに利用する・何かの時に現金をコンビニ等で引き下ろしたいユーザーであれば口座預金に10万円以上入れておけばアドバンスト会員として
ATM利用手数料・振り込み手数料がそれぞれ1回/月まで無料になります。
キャッシュレス決済を主に行っている方で、家賃くらいしか振り込みが発生しない方であれば毎月1回の無料回数で足りるのではないでしょうか。
楽天証券との相性が良い。
資産運用を始める方も楽天証券との相性が良く、マネーブリッジというサービスで楽天銀行と楽天証券の口座を連携させることで、楽天銀行の預金がそのまま楽天証券での取引残高として利用できます。
全体的にバランスが良く、とりあえずネット銀行を利用してみようと思っている方におすすめのネット銀行です。
楽天グループでの連携サービスが豊富なため、金融・資産運用・買い物と1企業グループで完結したい方におすすめ。
おすすめのネット銀行2 住信SBIネット銀行
おすすめ2つ目は 住信SBIネット銀行です。 筆者はこっちの利用頻度が高い。
下記情報は全て2323年6月時点での情報となります。
ATTM利用・他行振り込みの手数料が毎月無料で使える回数がある。
楽天銀行と同じく顧客の利用状況に応じてランク付けされ、毎月最大でATM利用手数料と他行振り込み手数料が20回まで無料で行えます。(楽天銀行より多い。)
スマートプログラムというサービスで、セキュリティー強化のため「スマート認証NEO」という住信SBIネット銀行のアプリからスマートフォンに登録された本人確認情報を紐づけを行うだけで、ATM利用手数料と振り込み手数料が5回/月まで無料で行えます。(ここまでは手続きするだけですので誰でも到達できます。)
毎月の振り込み先が多数ある方は住信SBIネット銀行がおすすめです。
目的別口座が作成できる。
代表口座1口座に対して、10口座の「子口座」が作成できます。
車検や保険代またはマイカーの購入資金、家族旅行の積み立て目的などで活用できます。
この目的別口座からは直接ATM等で出金はできませんので、利用する際は一度代表口座へ振替する必要がありますが、逆に先取り貯金目的には重宝します。
SBI証券との相性がいい。
名前の通りSBI証券との相性が良いです。
楽天銀行はマネーブリッジというサービスで預金口座=証券口座の買い付け額と連携できますが、住信SBIネット銀行では代表口座とハイブリッド口座(SBI証券で買い付けできる口座)に分かれていますので「振替」という作業が必要です。(手数料は無料)
この部分に関しては楽天銀行に対して少し残念なところですが、振替操作はPCかスマホで慣れていれば15秒程度でできますし、後述するサービスである程度カバーできます。
三井住友カードと相性が良い。
SBI証券を利用するのであれば三井住友カードとの相性が良いです。 クレジットカード積み立ても可能でポイントも貰えます。
自動定額〇〇サービスが便利
個人的にはこのサービスが最も重要視しています。
・自動定額振り込み
任意の日付、または曜日にて設定金額を毎月自動で振り込むサービスです。 家賃の振り込み等に便利。
他行振り込み手数料に関してはスマートプログラムに準じた回数までは無料、無料回数を超えた分は77円/回。
・自動定額振替
目的別口座やSBI証券とのハイブリッド口座に自動で振替するサービスです。
目的別口座には先取り貯金の目的で、ハイブリッド口座には積み立てNISAをしている方に便利に使えます。
手数料は無料です。
・定額自動入金
他の口座から設定金額を入金するサービスです。毎月5日か27日のどちらかを選択できます。
実質的には他行からの振り込みと同じ処理になりますが、手数料が無料です。
単純に振り込みや入金・預金管理に強いイメージです。
とにかく自動定額〇〇のサービスが便利なので、楽天経済圏に固執しない方や、複数のネット銀行口座を持つことに抵抗がない人は2口座目としておすすめです。
筆者の金融機関利用状況。
筆者の金融機関の利用状況ですが、まず給与振り込みはネット銀行ではありません。(筆者の親類が金融機関で勤めているため、その親類の顔を立てて給与振り込み口座にしています。)
この金融機関、ネットバンキング利用でも振り込み手数料が発生します。 そのため住信SBIネット銀行の「自動定額入金」を使って資金を住信SBIネット銀行に集約させます。
クレジットカード支払いに対応していない家賃は「定額自動振り込み」で手数料0円で振り込み。
クレジットカードの引き落としは楽天カードのみ楽天銀行、その他のカードは住信SBIネット銀行から引き落とし。
楽天銀行の口座預金が少ないときは住信SBIネット銀行から振り込み。
筆者は住信SBIネット銀行のスマートプログラムにてランク3なので毎月ATM利用手数料と他行振り込み手数料が10回まで無料で行えますので無料回数が足りなくなることは今のところありません。
車検・保険・自動車税等定期的にかかる費用は個別に住信SBIネット銀行の目的別口座に「自動定額振替」で先取り貯金。
普通の貯蓄に関しては親類の勤める金融機関にて給与が振り込まれたら定額積み立て預金。
住信SBIネット銀行の入金・送金能力が高いのでハブ銀行として使っています。
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