突然の停電で慌てないために!停電時の対応

停電したときって困りますよね? まず家電は全て使えないしもし夜に起こったら照明もないので真っ暗です。

そういう時に「慌てず落ち着いて」と聞きますが、「それができれば苦労はしない」わけですよ。

なので慌てないために、心の事前準備をしておきましょう。人間わからないから怖いのです。事前に知っておくことで心に余裕が生まれることもあります。

停電の種類について

停電ですが、皆さんのご自宅から見た場合、停電には2種類あります。

①自宅のブレーカーが何かの原因でトリップした。

②自宅外の原因(発電所・変電所・幹線)にて電気が供給されなくなってしまった。

①はご家庭に原因がある場合です。 ②に関してはもう個人ではどうすることもできないので電力会社の対応を待つことになります。

事前の確認事項

難しくはありませんとりあえず1箇所のみです。

ご自宅のブレーカー見に行ってみてください。 見に行ってる間筆者はコーヒー飲んでまってます^^

見てきましたかね? 多分いくつかのブレーカーが並んでいたと思います。

こんなのがありましたかね?これは筆者の自宅のものです。

まず左の一番大きい四角いやつ、これはアンペアブレーカーっていいます。

スイッチがあった方、ブレーカーがトリップした際は自分でレバーを上げて復旧しなければならない。手動復帰型です。

スイッチがなかった方、ブレーカートリップ後に10秒くらいすると自動で復帰する自動復帰型です。

筆者の家では自動復帰型ですね

次に右下2番目に大きいやつこれが漏電ブレーカーというものでよく見ると「互換性型漏電ブレーカー」て書いてありますね。これは必ずスイッチがあります。 復帰は手動でしかできません。

あと小さいのが4つありますが、これは住居の中をいくつかのグループ分けしている小分け用のブレーカーで安全ブレーカーって呼ばれています。これもその区画で電気を多く使うとトリップします。

もし停電が起こったら

ここで述べる停電とはあくまで停電のみの場合です。台風や地震等他の災害中に起こった停電の場合は対処が異なります。

まず動かず15秒待ってみる

まず、動かないでください。 不意に停電が起きるとなにかやらなければならないと思い行動してしまう人がいますが、夜の停電などでは明かりもなくなるので危険です。

そして動かずに15秒くらい待ってみましょう。

変電所等の一時的なトラブルや、自動復帰型のアンペアブレーカーが作動したならば15秒あれば自動復帰してしまいます。

待っても復帰しなかったらブレーカーを確認する

15秒待っても復帰しなかったらブレーカーを確認しに行きましょう。

夜でしたらお部屋も真っ暗です。 スマホもってますか? スマホがあれなライト使えますね。

アンペアブレーカーの状態を確認する

まずアンペアブレーカーの状態を確認しましよう。

自動復帰型であれば特に確認事項はありません。 手動復帰型のタイプであればブレーカーがトリップしていればスイッチを上に上げれば復帰します。

アンペアブレーカーのスイッチが上になっていても停電していた場合、次の確認に行きます。

漏電ブレーカーの状態を確認する

次に漏電ブレーカーを確認してください。 もし漏電ブレーカーのスイッチが上に上がっていた場合、ご自宅が原因ではない、つまりもうご自身ではどうすることもできないので電力会社に相談してください。

もしスイッチが中間位置でプラプラしていたらトリップしています。ですがこの時はまだ操作しないでください

漏電ブレーカーが反応しているということは家のどこかで漏電があったということです。

安全ブレーカーを全て切り、漏電ブレーカーを復帰操作する

漏電ブレーカーの復帰操作の前に、小分けのブレーカーを全て切ってください。

次に漏電ブレーカーの復帰操作ですが、中間でプラプラしているスイッチを上に押し上げても復帰しません。 一度下側に押し下げ、それから上側に押し上げてください。 おそらくこれで漏電ブレーカーが復帰します。 もし復帰しなかった場合は電力会社等へご相談ください。

安全ブレーカーを1つずつ入れる

漏電ブレーカーが復帰できたら安全ブレーカーを1つずつ入れます。

この時、漏電している区画の安全ブレーカーを入れた瞬間にまた漏電ブレーカーがトリップすることがあります。 びっくりしないでくださいね。 

安全ブレーカーを入れた瞬間に漏電ブレーカーがトリップしたらその安全ブレーカーは切ってもう一度漏電ブレーカーを復帰させます。

先程トリップした安全ブレーカーを避けて、他の安全ブレーカーをまた1つずつ入れていきます。 一通り作業が終わるとおそらく家の中で電気が使えない部分があると思います。

電気が使えない区画の家電製品のコンセントを抜く

漏電が接続している家電で起きている場合があります。電気の使えないコンセントに挿してあるプラグを抜きましょう。

抜いたら問題になっていた箇所の安全ブレーカーを入れます。 この時無事に入れば外した家電のどれかが漏電していたことになります。

もし漏電ブレーカーがトリップしてしまったら、手順を戻り問題の安全ブレーカーのみ入れない状態で漏電ブレーカーを復帰させれば他の部分の電気は使えます。 この状態ですと専門の業者さんにお願いするしかありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

停電の中でもご自宅の中で起こった要因にピックアップしても復帰手順が意外とありましたね。

この内容を突然の停電の中で覚えていて行動することは難しいと思うので、復帰の手順を簡単にまとめ書いた物を分電盤横にはっておくといいかもしれません。 

参考にまとめを書いておきます。(本当はすぐにプリントアウトとかできる媒体で用意したかったんですが、そういう技術がなくてごめんなさい)

①アンペアブレーカーの状態は?(自動復帰型は確認不要) 
トリップしている→復帰操作
トリップしていない→②へ

②漏電ブレーカーの状態は?
トリップしていない→電力会社へ連絡
トリップしている→③へ

③安全ブレーカーを全て切る

④漏電ブレーカーを復帰させる
(一回下に下げてから上げるんですよ)
復帰できない→専門業者へ連絡
復帰できた→⑤へ

⑤安全ブレーカーを1つずついれる。
安全ブレーカーが全て入った→復帰しましたが一応専門業者へ確認。
途中で漏電ブレーカーがトリップした→その安全ブレーカーを切って⑥へ

⑥手順④に戻り漏電ブレーカーを復帰
手順⑤で切った安全ブレーカーを避けて他の安全ブレーカーを入れる。

⑦電気の使えないコンセントから家電を外す。

⑧手順⑤で切っておいた安全ブレーカーを入れる
安全ブレーカーが入った→家電が漏電していた可能性大
漏電ブレーカーがトリップした→手順⑥を行い 専門業者へ相談

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