新NISA下落相場を乗り切る!2022年を耐えた私の投資法

家計管理

【免責事項】
本記事は金融の専門家ではない筆者個人の投資体験談および家計管理アプリ(マネーフォワード ME)での運用実績に基づく情報提供を目的としています。特定の金融商品の売買や投資手法を推奨・勧誘するものではありません。投資には価格変動リスクがあり、元本割れが生じる可能性があります。投資に関する最終判断は必ずご自身の責任で行ってください。

2024年からスタートした新NISA。これから投資を始める方や、始めたばかりの方が最も不安に感じるのは「株価が暴落したらどうしよう…」という点ではないでしょうか。

私は金融の専門家でもプロのトレーダーでもなく、ごく普通の会社員として資産形成を行っています。2021年5月から旧つみたてNISA(毎月33,333円・S&P500メイン)を始め、比較用として楽天証券でオルカン(全世界株式)も20万円分スポット購入しました。順調に含み益が出て気を良くした私は、2021年末に特定口座で50万円を追加購入しました。

そして迎えた2022年1月。相場が調整し始めたのを見て、私は「安く買えるチャンスだ」と判断し、2022年2月にまとまった資金500万円を一括投資しました。

しかし、現実は甘くありませんでした。そこから相場は反転するどころか「年間を通じた本格的な下落トレンド」へと突入したのです。

「安値で買ったはずなのに、毎日数字が削られていく…」。よく「下落相場では口座画面を見ないのが鉄則」と言われますが、私は気になってほぼ毎日口座残高をチェックしてしまっていました。 毎日数字が減っていく画面を見るのは、正直かなり胃が痛む経験でした。

しかし、結果として私は一度も売却せず、さらに下落が続く相場に合わせて投資スタイルを柔軟に切り替えることで、この下落期を乗り切ることができました。

この記事では、大金を投じた直後に下落相場に直面した私が、どのように考え、どう行動して相場を耐え抜いたのか、実際の資産データとともにリアルな体験談をお伝えします。


500万円投入直後に下落が加速!実際の資産推移データ

2022年は、世界的なインフレと米国の急激な利上げが重なり、株式市場全体が厳しい調整局面を迎えました。年初の下落をチャンスと捉えて500万円を投じたものの、相場の底はさらに深いところにありました。

以下は、私が家計簿アプリ(マネーフォワード ME)で記録していた当時の総資産推移の実データです。

年月総資産額預金・現金・暗号資産株式・投資信託等当時の状況・戦略の変化
2022年2月頃(約550万投入後)年初の下げで500万投入。直後に相場が本格下落へ
2022年8月末約1,201万円約481万円約718万円評価額の停滞。毎週5,000円積立へ戦略をシフト
2022年9月末約1,166万円約487万円約678万円株式評価額が1ヶ月で約40万円減少
2022年12月末約1,214万円約553万円約659万円毎週積立を継続も底値圏で停滞
2023年5月末約1,357万円約556万円約800万円相場反転に伴い、毎週積立を終了して通常運用へ
2023年12月末約1,803万円約843万円約958万円下落期に耐えて買い増した分が一気に利益化

※2022年半ばに家計管理を本格化するためマネーフォワードを有料プランへ移行し、全証券(メイン口座および楽天証券)・銀行口座を一括連携したため、2022年8月以降の全資産データを正確に記録しています。

2022年8月〜12月頃は、相場の底が見えない苦しい時期でした。

ほぼ毎日アプリを開いては「まだ下がるのか…」とため息をついていましたが、手元にはまだ生活防衛資金を含めた現金余力がありました。そこで私は「これ以上の一括スポット投資は控え、特定口座で毎週5,000円(月約2万〜2.5万円)を淡々と積み立てるスタイル」へと戦術を切り替えました。

その後、2023年春頃に相場が回復基調に乗り、投資資産が800万円台まで戻ったタイミングで「安値で口数を仕込む」という目的を達成したと判断し、毎週積立を終了。元の毎月積立一本に戻しました。

この下落・停滞期に焦って投げ売りせず、時間分散でコツコツと口数を増やし続けた結果、2023年末には投資資産が約958万円へと大きく成長しました。


毎日残高を見ても「狼狽売り」しなかった私の3つのマインド

「買った後にさらに下がる」という精神的にキツい局面で、毎日画面を見ていた私が売却ボタンを押さずに済んだのは、以下の3つのマインドとルールを持っていたからです。

1. 「生活防衛資金」の厚みを確認して心を落ち着かせた

データを見ていただくと分かる通り、私は株式資産にまとまった資金を入れた後も、常に400万〜500万円以上の預金・現金を確保していました。
アプリを開いて投資残高がマイナスになっていても、「右側の現金は手付かずで残っている。明日の生活には何の影響もない」と客観的な数字で自分を安心させることができました。

2. 「一括投資」から「毎週5,000円の時間分散」へシフトした

下落が長引く中で、手元の現金を一気に投入するような追加の一括購入は避けました。
その代わりに、特定口座で「毎週5,000円(S&P500)」という無理のない金額で自動積立を設定しました。小額で時間分散を図るスタイルに変えたことで、現金余力を守りながら「安値で口数を仕込めている」という前向きな実感を保つことができました。

3. 「感情」と「行動」を完全に切り離した

毎日口座を見て「下がって嫌だな」と感じる感情自体は止められませんでした。
しかし、「嫌だな」と思いながらも売却手続きの画面には絶対に触れず、自動積立の設定を機械的に維持しました。感情を無理に抑え込むのではなく、感情が「売却という行動」に直結しない仕組みを作ったことが最大のポイントでした。


新NISA初心者に伝えたい「下落相場への備え」

相場の天井や底を正確に予測することはプロでも不可能です。「下がったからチャンス」と思って買っても、そこからさらに下落することは普通に起こります。一人の投資経験者として、以下の準備をしておくことを強くおすすめします。

  • 生活防衛資金(現金)は絶対に削らない: 手元に十分な現金があるという事実こそが、下落相場で最大の精神安定剤になります。
  • 下落時は無理に一括購入せず、小額の積立を活用する: 相場の底が読めないときは、無理に大金を投じず、小額の積立で淡々と時間を味方につけるのが安心です。
  • 相場の回復には年単位の時間がかかると知る: 2022年の下落も回復まで1年近くかかりました。「数ヶ月で戻る」と期待せず、数年〜10年以上の長いスパンで構えることが大切です。

まとめ:不安になりながらも「市場に居続ける」ことが大切

2022年の下落相場を乗り切った経験から、私が学んだ最も重要な教訓は「相場への恐怖心は無理に消さなくてもいい」ということです。

  • 毎日残高を見て不安になってもいい
  • ただし、生活防衛資金(現金)だけは死守する
  • 下落相場では無理な一括投資を避け、小額積立で淡々と口数を増やす
  • 感情で売却せず、市場から絶対に退場しない

新NISAでの資産形成は、恐怖心ゼロで完璧にこなす必要はありません。不安を抱えながらでも、退場せずに市場に居続けた人が将来のリターンを手にします。ご自身のリスク許容度(現金の割合)をしっかり守りながら、着実に資産形成を進めていきましょう。

【再掲・免責事項】
本記事に記載された運用実績や見解はあくまで筆者個人の経験に基づくものであり、将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。市場環境の変動により元本割れ等の損失が生じるリスクがあります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願いいたします。

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