「新NISAって気になるけれど、暴落してお金が減ったら怖い…」「含み損が出た時、みんなどうやって耐えているの?」と悩んでいませんか?
ネットやSNSには綺麗な成功体験ばかりが溢れており、「含み損を抱えたリアルな感情」や「下落相場での具体的な立ち回り」はなかなか見えてきませんよね。
結論から言うと、投資初心者が最も失敗しにくく、日々の生活や仕事(タイパ)を邪魔しない最適解は、新NISAを使った投資信託への「少額ほったらかし積立」だと私は考えています。
この記事では、私が2021年から投資を始め、実際に2022年の1年間ダラダラと資産が減り続けた下落相場をどのように乗り越えたのか、実際のマネーフォワードの資産推移データと「継続マインド」を徹底解説します!
【免責事項】
本記事は、執筆者の個人的な体験や考えに基づく情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資手法の勧誘・助言を行うものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
1. 投資はギャンブルじゃない!新NISAの基本とリスク
まず大前提として、インデックスファンドを使った積立投資はギャンブルではありません。国が用意した「新NISA(少額投資非課税制度)」は、私たちが長期で賢く資産を形成するための税制優遇制度です。
通常の投資口座では、得られた利益(運用益)に対して約20.315%の税金がかかります。

現時点の制度設計では、新NISA口座を利用して買い付けた非課税枠内の商品であれば、利益に対して税金がかかることはありません。
制度が変わったらどうする?「税金」に対する私の考え方
「将来、法改正で非課税じゃなくなったら損をするのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。
しかし、仮に将来制度が変わって課税されることになったとしても、税金がかかるのは「運用で増えた利益(含み益)」に対してだけだと私は考えています。
- 例:100万円を投資して、150万円に増えた(利益50万円)場合
- 課税されるのは「増えた50万円」の部分だけ。
- 元本の100万円が減らされるわけではない。
「税金が取られるかもしれないからやらない」と投資を遠ざけてしまっては、資産が増える機会そのものを失ってしまいます。過度に制度改正を恐れる必要はないというのが私の本音です。
2. なぜ株価は長期で上がる?50年前の物価から見る仕組み
「世界経済が成長するから株価が上がる」と言われてもピンとこないかもしれません。ここで一度、歴史を振り返ってみましょう。

約50年前(1976年頃)と現在を比べたとき、身近なものの値段は確実に上がっています。トヨタ・カローラは50年前なら100万円台から買えましたが、現在は性能向上もあり200万円〜300万円を超えます。
なぜ物価が上がるのでしょうか?それは、技術が進化し、人口が増え、世界全体の経済が成長してお金全体の量が増えているからです。
- 企業がより良い技術や商品を作る
- 人々の生活が豊かになり、買える金額が増える
- 売り手も価値に見合った価格をつけられ、企業が儲かる
- 企業の価値(株価)が上がり、社会全体に流れるお金が増える
この循環が繰り返されてきたからこそ、世界経済の成長に乗る「インデックス投資」は長期で見ると右肩上がりになっていく傾向があります。現金のまま銀行に預けておくだけでは、インフレによって実質的なお金の価値が目減りしてしまうため、成長する世界経済に自分のお金を乗せておくことが重要なのです。
3. なぜ「投資信託」なの?個別株にはない2つの最強メリット
では、なぜ特定企業の株ではなく「投資信託(インデックスファンド)」を買うべきなのでしょうか?初心者が「ほったらかし」にするために不可欠な、2つの仕組みがあるからです。
① 倒産リスクを激減させる「株の詰め合わせパック」
投資信託とは、プロが何百、何千という企業の株を少しずつ買い集めた「詰め合わせパック(お弁当)」のようなものです。1つの企業の株に全額投資してその企業が倒産したら資産はゼロですが、投資信託なら数千社に分散されているため、1社が倒産しても全体へのダメージはかすり傷程度で済みます。
② 時代に合わせて中身が「自動でアップデート」される
インデックスファンドは、業績が悪くなった企業を自動で外し、勢いのある成長企業を新しく組み込んでくれます。私たちが個別企業の分析をしなくても、「常にその時代をリードする優秀な企業群」を持ち続けられるのが最大の強みです。
4. 【実体験】2022年下落相場!毎月資産が減り続けた1年間のリアル
ここからは、私が実際に体験したリアルな投資の記録と、下落相場での立ち回りをお伝えします。
私は2021年5月、当時の「旧つみたてNISA」で毎月33,333円の積立投資(S&P500)をスタートしました。順調に含み益が出ていたため、同年12月には手元の貯金から特定口座へ50万円の一括投資を実行しました。
しかし、2022年の年が明けると事態は一変します。
① 2022年初頭の急落と「追加500万円」の強気投入
2022年1月から2月にかけて株価が急落し、2月末時点で約7%下落。含み益は消え、買い付けた口座全体で含み損を抱えることになりました。
普通なら恐怖で足がすくむ場面ですが、当時の私はこう捉えました。
- 「まだ投資を始めて間もない。下がっているならそのうち上がるはずだ」
- 「安く買える局面だからこそ、ここで大きく勝負をかける価値がある」
そう考えた私は、特定口座にて500万円というまとまった資金を追加投入する強気の判断を下しました。
② 下落相場を「バーゲンセール」と捉えた「毎週5,000円積立」
しかし、2022年の相場は私の想像以上に厳しく、1年を通じてダラダラと右肩下がりに落ち続けるベアマーケット(弱気相場)でした。追加投入した500万円も含めて資産全体が減っていき、毎月アプリを開くたびに含み損が拡大していく状態は、決して良い気分ではありませんでした。
ですが、投資開始から1年が経過した2022年5月頃、私は気持ちを切り替えました。
「長期的には必ず世界経済は成長する。なら、今のこの下落期は絶好のバーゲンセールだ」
一括でさらに資金を入れるのはリスクが高いため、ここからは無理のないペースで時間分散を図る「特定口座で毎週5,000円を追加積立する」という作戦を併用したのです。
③ 2023年3月:「バーゲンセール終了」の判断と結果
この「毎月資産が減る嫌な気分になりながらも、特定口座で毎週5,000円を淡々と買い増し、耐え続ける」という状態を10ヶ月ほど続けました。
2023年に入って相場が反発し始め、約2ヶ月ほど遅れて2023年3月頃に「あ、株価も戻ってきたし、これでバーゲンセール(下落期)は終わったな」と判断。ここで毎週5,000円の追加積立をピタリと止め、通常の積立設定のみに戻しました。
今振り返れば、投資を始めてまだ日が浅い素人だったこともあり、株価上昇に対する「バーゲン終了」の判断は少し遅れてしまっていたと感じます。
5. 【公開】マネーフォワードのリアルデータ!耐え抜いた結果どうなったか?
下落相場を耐え抜き、淡々と買い増しを続けた結果、私の資産はどう推移したのか。実際のマネーフォワードの資産管理データがこちらです。

※2023年7月以前の数字が少ないのは、マネーフォワードの無料枠改定(連携4口座制限)に伴い、2023年8月から月500円の有料会員に切り替えて全口座(SBI証券、楽天証券約20万円分、各銀行口座等)を完全紐付けしたためです。
| 時期 | 総資産 | 預金・現金 | 株式・投資信託 | 相場と当時の立ち回り |
|---|---|---|---|---|
| 2022年8月末 | 12,011,328円 | 4,817,828円 | 7,186,240円 | 下落相場真っただ中。毎週5,000円積立を継続 |
| 2022年12月末 | 12,146,272円 | 5,537,248円 | 6,596,460円 | 1年間ダラダラ下がり続けた底の時期 |
| 2023年3月末 | 12,216,771円 | 5,268,368円 | 6,945,331円 | 株価反発を受け「毎週5,000円積立」を停止 |
| 2023年8月末 | 15,368,041円 | 6,304,308円 | 9,036,700円 | 2022年に仕込んだ仕込みが爆発し始める |
| 2023年12月末 | 18,035,029円 | 8,439,761円 | 9,587,830円 | 1年間で総資産が約600万円(+50%)増加! |
2022年の下落期、毎月資産が減っていく嫌な気分に耐え、特定口座での追加投入や毎週5,000円の買増しを続けた結果、2023年の株価急上昇の波を100%受けることができました。
2022年12月末時点で約1,214万円だった総資産は、2023年12月末には1,803万円まで一気に跳ね上がったのです。
もし2022年の途中で恐怖に負けて途中で売却(損切り)していたら、この大きなリターンを得ることは絶対にできませんでした。
6. 巨額を投入してもパニックにならなかった理由とメンタル術
「下落相場でよくパニックにならなかったね」と言われることがあります。私がメンタルを保てた理由は以下の3点です。
- 生活防衛資金(現金)を絶対に崩さなかった
- マネーフォワードのデータを見て分かる通り、私は常に400万〜500万円以上の現金を別枠で確保していました。生活を脅かされない安心感があったからこそ、冷静でいられたのです。
- 「下落=バーゲンセール」と脳内変換した
- 価格が下がった時期に買えた口数(量)こそが、将来の上昇期に大きな利益に化けることを理解していました。
- 初心者の方は「少額の定期積立」から始めるのが鉄則
- 私の場合は自分の余剰資金とリスク耐性を計算した上での追加投資でしたが、投資初心者の方は絶対に真似しないでください。最初は月1,000円〜5,000円といった少額から始めて、値動きに慣れることが何より重要です。
7. S&P500 vs オルカン!私が選んだ基準と使い分け
新NISAの二大王道と呼ばれるのが「S&P500」と「オール・カントリー(オルカン)」です。どちらも信託報酬が年0.1%未満と低コストで優秀です。
| 比較項目 | S&P500 | オール・カントリー(オルカン) |
|---|---|---|
| 投資対象 | アメリカの主要企業500社 | 全世界(約3,000社) |
| 特徴 | 米国の強い成長力に集中投資 | 国の比率も自動調整する完全分散 |
| 向いている人 | 今後数十年は米国一強と考える人 | 50年〜100年単位の未来リスクに備えたい人 |
私(40代)が米国株「S&P500」を選んだ理由
私(40代)がS&P500を選んでいる理由は、「自分の残りの人生(約50年)においては、アメリカが世界経済の中心であり続ける可能性が最も高い」と判断したからです。自分に残された投資の残り時間と現実的な未来予測を照らし合わせた結果です。
若い世代や家族へ勧めるなら「オルカン」
一方で、もし自分より若い世代や将来の家族に金融教育をするなら、迷わず「オルカン」を勧めます。残り投資期間が70〜100年ある若い世代には、将来の覇権国の交代リスクまで自動で分散してくれるオルカンが最適な選択になるからです。
8. 車社会の地方で辿り着いた「生活防衛資金300万円」のリアル
下落相場で崩れなかった最大の理由は、しっかりとした生活防衛資金(現金)を確保していたからです。
都市部の教科書には「生活費の3〜6ヶ月分」と書いてありますが、地方の車社会で暮らす私の基準は「300万円」です。
| 項目 | 必要見込み額 | 理由・背景 |
|---|---|---|
| 生活費(6ヶ月分) | 約120万円 | 突然の病気や収入減に備えるベース金額 |
| 車の維持・買い替え予備費 | 約130万円 | 車社会では車が壊れると即死(通勤不能)になるため |
| 家屋・家電・特別費 | 約50万円 | 急な家電の故障や冠婚葬祭などの臨時支出 |
| 合計 | 300万円 | この現金があるから狼狽売りせずに済む |
地方では「車が動かなくなったら仕事に行けない=即収入ダウン」というリスクがあります。都市部の基準を真に受けず、自分の生活環境に合わせた防衛資金を固めることこそが、投資を継続するための最強の防具になります。
まとめ:自分のペースで、時間を味方に付けよう
投資は誰かと競うものではありません。SNSで見かける凄腕投資家と比べる必要は一切ありません。
- 生活防衛資金(自分の生活環境に合わせた現金)を確保する
- 資産が減る下落期も「バーゲンセール」と捉えて淡々と継続する
- 自分の精神が耐えられる範囲(少額や細かな分散)で投資を行う
私自身、1年間ダラダラと資産が減る恐怖を体験し、500万円の追加投資と毎週買い増しを乗り越えたからこそ今があります。まずは少額の先取りから、未来の自分のために第一歩を踏み出してみましょう!


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